08.10.23
ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー2008 作付け情報B
ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー2008 作付け情報B
〜いきいきとしたフルーティーなスタイル〜
2008年ヴィンテージは、過去15年間で最も収穫量が少ない年となることが確実となりました。ぶどうは収穫時期に吹いた乾燥した涼しい風により、しっかり熟し、凝縮感が高まりました。
これは、ブルゴーニュの他の地域についても、同様なことが言えるでしょう。
醸造については、ちょうどアルコール発酵は終了し、マロラクティック発酵を始めたところです。したがって今年のボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーのスタイルについてお話しするには、これを終えるのを待つ必要があるでしょう。
現在の印象としては、色合いは伝統的な紫がかった赤色で、いちごやレッドカラントのような小さなベリーを想わせる香りが立ち上ります。また華やかなフレッシュさを備えながらも、ワインは体系的でしっかりしています。
今年のヌーヴォーは、その味わいとスタイルが分かれると予測されますが、ドルーアン社にとってはボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーらしい、いきいきとしたフルーティーなスタイルを目指しており、1996年ヴィンテージのようなスタイルとして、記憶に残る良いヴィンテージとなるでしょう。
2008年10月8日
Maison Joseph Drouhin S.A.
代表取締役社長
フレデリック・ドルーアン
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